18歳未満のご相談は、社会福祉法人嬉泉で受付けています こどもTOSCA

発達障害に関する情報提供

目次

発達障害とは

定義

自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの

発達障害者支援法における定義 第二条より
国立障害者リハビリテーションセンター・発達障害情報・支援センターホームページより

特徴的な症状例

  1. 自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)
  • 急な予定変更が発生すると不安になり動けなくなったり、大声をあげたりする。
  • 悪気なく失礼な事を言ってしまい相手を怒らせても、その理由が分からない。
  • 自分のやり方に固執し、どんな時でもそのやり方を変えない。
    • ASDについての詳し説明は、こちらをご参照ください。
      (厚生労働省e-ヘルスネットホームページより)
  1. 注意欠如/多動症(Attention-Deficit / Hyperactivity Disorder:AD/HD)
  • 大切な仕事の予定をよく忘れてしまう。
  • 説明を最後までに聞かずに行動をし始める。
  • 反省しているにも関わらず、同じ失敗を何回も繰り返してしまう
    • AD/HDについての詳し説明は、こちらをご参照ください。
      (厚生労働省e-ヘルスネットホームページより)
  1. 限局性学習症(Specific Learning Disorder:SLD)
  • 鏡文字が多い。
  • 数字の概念が理解できず、数の大小関係がよくわからない。
  • 文字を一つ一つ読むことはできるが、単語として認識ができない。
    • SLDについての詳しい説明は、こちらをご参照ください。
      (厚生労働省e-ヘルスネットホームページより)
  • 上の3つのタイプの他にも、トゥレット症候群(まばたき・顔しかめ・首振りのような運動性チック症状や、咳払い・鼻すすり・叫び声のような音声チック症状を主症状とするタイプ)も、発達障害者の定義には含まれます。

それぞれの強み

どうしても特徴的な症状が目立ってはしまいますが、それぞれに強みもあります。

  1. 自閉スペクトラム症(ASD)
  • 慣れていて、安心できる環境なら、一つのことに没頭し続けることができる。
  • 気になる事柄であれば、博士顔負けの知識量がある。
  • 規則やルールに対して従順であり、必ず順守しようとする。
  1. 注意欠如/多動症(AD/HD)
  • フットワークが軽く、物事をスピーディに進めることができる。
  • 頭の回転が速く、アイディアが豊富に湧き出てくる。
  • 新しいことなどにも物怖じせずに取り組むことができる。
  1. 限局性学習症(SLD)
  • 視覚的な空間を把握する能力が高く、視覚を駆使した表現力に長けている。
  • 複雑なことをシンプルに考え、相手にわかりやすく伝えることに優れてている。
    ※苦手な領域に対して工夫を施すと、乗り越えられる可能性があることが大きな特徴です。

発達障害の理解のために大切なこと

「その人を総合的に理解すること、適切な支援機関につながること」 
おとなTOSCAがお手伝いします

発達障害の方は苦手なこともありますが、それぞれに強みや魅力もあります。出来ないことなどばかりに注目するのではなく、「その人自身」に目を向け、総合的に理解することが大切です。また、その人に合った支援があることで、誰もが自分らしく輝いていくことが可能となります。※1)そのためには、相談内容に応じた適切な支援機関につながることが大切です。

そのお手伝いを「おとなTOSCA」がいたします。

※1) 厚生労働省 政策レポート「発達障害の理解のために」 様々なタイプを踏まえて 2022年11月21日より

全国の発達障害者支援センター

発達障害者支援センターは、発達障害者支援法第3章第14条に基づき、都道府県・指定都市に設置されることとされています。利用される際は、原則としてお住まいのある都道府県・指定都市の発達障害者支援センターにご相談下さい。
発達障害情報・支援センターホームページ「発達障害者支援センターの一覧」

東京都内の医療機関

多くのお問い合わせをいただきますが、当センターでは診断や検査は行っておりません
医療機関を受診したい場合には、東京都福祉保健局が運営するサイトをご覧ください。
このサイトでは、発達障害の診断・対応が可能な都内の病院一覧を見ることができます。

東京都福祉局ホームページ「発達障害」 ※「2 支援機関・医療機関の情報」をご確認ください。

  • 最新の予約状況や診断までの過程、診療内容、紹介状の要不要等については病院によって異なります。
    直接医療機関にお問い合わせください。

 受診時のポイント
診断には幼少期の情報(成育歴)がとても重要となります。受診の際は、相談したいこと(今困っていることなど)を整理し、資料として母子手帳や成績表などをご持参いただくことをおすすめいたします。詳しくは発達障害情報・支援センターホームページ「医療・相談機関へ行くときには」をご参照ください。

東京都内の相談・支援機関

東京都福祉保健局が運営するサイトでは、東京都内の相談・支援機関の一覧を見ることができます。

東京福祉局ホームページ「発達障害者支援ハンドブック2020」 ※「第4章内 相談・支援機関一覧(PDF)」をご確認ください。

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